昨年末に41になり、何かと老化が気になるここ数年。
41年間私は「コーヒー」というものが好きではなかった。私の母は大好きで毎日何倍も飲んでいた。
私はコーヒーを飲まないので飲み物と言えば紅茶か緑茶。
コーヒーの匂いはいい匂いだと思うし、結構好きなのに実際飲んでみると苦さがおいしそうな匂いを消してしまう。
コーヒー牛乳は多少飲めるけど、進んで飲もうとは思わない。
ところが、2週間ほど前、ふと、コーヒー飲んでみようかな、と思った。
この「ふと」という発想がもう自分でも考えられない。
夫はコーヒーを飲めるので(でも朝一杯だけ)以前、韓国スーパーでインスタントのコーヒーを買ったものがある。
これは一杯ずつ小分けになっていてミルクと砂糖入り。
まさにコーヒー牛乳っぽい感じ。甘さはスティック状になった袋のお尻をちょっとつまんで入れると砂糖の量が調節できるようになっている。
これを何故か飲んでみようかなと思った。ほんと、おかしい話だけど。
そして、飲んでみると「あれ、おいしい?」と思ってしまった。
私の味覚どうなっちゃったの?
夫に言うと「女の人はこういう甘~いコーヒーが好きなんだよ。」
それから一週間ほどコーヒーを飲むことが何度かあった。
そして週末。週末は夫は会社がないのでコーヒーを家で飲む。
いつも飲まない私がコーヒー豆をドリップして淹れている。おいしいかどうかは、毎回謎のまま。
その美味しいにおいに誘われて、これまた飲んでみようと思った。
ワッフルに添えたホイップクリームを入れてみたら、結構おいしい。
不思議なことに土曜日に飲んで、その翌日日曜日にも飲んでしまった。
あー、こうやってお母さんいつもおいしいって飲んでたのかなぁなんて思って、母にも淹れてあげようといつも母が飲んでいたように砂糖とミルクを入れて母の写真の前に置いた。
その後、私のコーヒー飲みたい熱はなくなった。
昨日、夫用に入れたコーヒーを私も飲んでみたけど、この間みたいに「おいしい」とは思わなかった。
何か体がコーヒーの成分を必要としていたのかなぁ、とも思ったけどこんなことをあまり言わない夫が言った。
「お母さんが憑いてたんじゃないのぉ?」
ほんと、私もそう思えてしまったほど不思議な飲み始めだった。
今は毎日飲みたいとは思わないけど、夫に入れたときについでにもらってもいいくらいに飲めるようになったかも。
いいのか悪いのかわからないけど、ちょっと幅が広がって楽しみが増えたかも?!
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