恋しいあの街

先日、Eastern Washingtonに住んでいたときに、夫がお世話になった人が講習でTulalipに来ていると言うので、一緒に食事をすることになった。Tulalip Casinoのホテルに泊まっていて、そこのバフェがおいしいというので、そこで食べた。かなり高いけど（大人20ドルくらい、子供2歳から10ドルくらい）それなりのバフェだった。その場で注文して作ってもらえる中華やパスタ、デザートなどいろいろあった。
そこで、話をしながら以前住んでいた街の話になった。もちろん、彼はまだそこに住んでいる。
他の街へ行って帰ってくると街のゆっくりとした流れにホッとすると話していた。
それを聞いて、私もシアトルに越してきて何度クラクションを鳴らされたことか、なんて話もした。
あの街の○○ストリートに住んでいた、とかあの道に何があるとか、話しをしていたらあの街がパーッと浮かんで、たまらなく懐かしくなった。

そして、昨夜バスルームに小さなクモを見つけた。夫がティッシュで軽くつまみ外へ逃がす。途中、床に落としたりしてたのを見て、Eastern Washingtonを思い出した。
あそこでは、とにかく虫（特に大きいクモ）がよく家の中に入るので、虫専用の紙コップが２つ玄関に置いてあって、虫を見つけるたびにその中へ入れて外へ逃がしていた。
それと共にいろんなことを思い出した。夏の夜には外でスカンクがおならして窓を閉めなくちゃいけなくなったことが何回かあったなぁとか、散歩で鹿、うさぎや野ねずみなどみたり、近くで飼っている馬の鳴き声が聞こえてきたり、ラマを見に行ったり。自転車も良く乗ったなぁ。近くの川の景色が季節で変わって行くのをみたりね。
そういえば、シアトルって季節で風景があんまり変わらないよね。常緑樹が多いから。
常に緑で気持ちいいけどね。

住んでたアパート。（一軒家の一階）

 

ふと前のブログを観ていたら、同じ自分なのにあの頃は随分楽しそうだったなって思った。
小さい街だけどイベントの多い街だったしね。小さいからこそ、ちょっとしたイベントの情報も入るし、あれしようこれしようって楽しんでたな。ただ散歩するだけでも楽しかったな。
シアトルはシアトルで、便利だし楽しいのだけど、なんか違うような・・・。
気の持ちようだとは分かっているのだけどね。
とことん、自分は田舎者で田舎好きなんだと思う。
こんなところでホッとするからね。こんなことでも嬉しかったし。
ここでも早く春を見つけたいなぁ。

また良かった探しでもしようっと。