Tuesday, January 29, 2013

Perfect Pitch

確か私が幼稚園年中のときに、ヤマハの音楽教室を始め、小学校へ上がったころ、みんなはアンサンブルコースへ行ったのに、クラスで一人だけ専門コースへ先生が推薦してくれた。

ヤマハでは作曲なんかもやるのだけど、それが面倒であまり好きではなかった。
作曲から伴奏付け、いろいろとやったけど、途中で、担当の先生が変わってからは友達に会うこと以外、通うことがあまり好きではなかった。
この新しい担当の先生が、なんと幼稚園のときに音楽教室で教えてもらっていた先生だった。
でも、この先生がかなり厳しく当時の私は怖かった。
宿題も苦痛で、毎週土曜の午後というのも遊びをやめて行かなくてはいけないので嫌だった。
でも、なんとか7級も取得し、小4で無事終了。
その先のコースへは絶対に行きたくなかったので、自分の意思が通ったときにはかなり嬉しかった。

でも、こんな私が、なぜ専門コースへ行ったのかはずっと不思議だった。

それが、大学に上がってからだっただろうか、就職してからだっただろうか、「探偵ナイトスクープ」を見て、「もしかして」という理由を見つけた。

ナイトスクープで、7歳くらいの男の子に「絶対音感」って言うのがあるという調査だったのだけど、それを見て、初めてこの「絶対音感」っていうものを知った。
そして、大抵の人が自分のようだと思っていたのに、自分は特別だったんだと初めて知ったのだった。

幼稚園の音楽教室で、後ろを向いて先生の引いた音を当てるというのがあったのだけど、私はこれが異様に速かったのだ。
先生が引いた直後に私の声が追いかけると言った具合に、いつも私だけみんなより多い音符数やっていた気がする。

今は、かなり長い間音楽に関わっていないので、そんな音感も鈍くなっていると思う。
でも、未だに微妙に音程が外れた歌手の歌など聞くとやっぱり気持ち悪い。

でも、妊娠中私はよく歌を歌ったり音楽を聴いたりしていた。
そのせいか、娘は歌が大好きで、即興で歌って踊ることができる。
さらに、どこかで聴いた音楽をすぐ覚えて何気に鼻歌で歌ったり、私が見ていた日本の番組の中でかかったBGMが、ディズニーの美女と野獣の挿入曲(効果音的な曲)であることを教えてくれたりと、かなりセンスがあるのではと思わせる。

昨夜は、即興で3曲、歌って踊って見せてくれた。
これが、ミュージカル女優のような振り付けだったり、AKBのようだったり、どこで覚えたのか、とにかく上手で笑えてしまう。
私が、私の母の夢を叶えたように、娘は私がなりたかった一つのミュージカル女優になるのかも、と思わせてしまうほど。

そして、今、私が気にかかっていることが一つ。
年始にパーティーでちょっと大きな子達と遊んで以来、娘が歌う歌がある。

"♪ Gum drop fly away~~, Gum drop fly away~~"

これが、延々と続くのだけど、何の曲?
テレビもほとんど見ない世間と離れた生活をしている私には、有名な曲なのかもしれないけど全く分からない。

有名なのか、創作なのか。いつか分かる日が来るのかな。

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