Thursday, January 20, 2011

アメリカの健康保険

シアトルに越してきて、遅れながらに娘の検診へ行かなければと、新たに小児科を探した。
アメリカでは、医者にかかるととても高い。入院なんて、一日で1,000ドル以上も取られる。
だから、保険に入っておきたいのだけど、保険もいろいろあって、日本のように義務でもない。
月々が安いものは、お医者さんにかかったときに、負担が大きかったりもする。

我が家は、Apple Healthという子供用の州の保険に入っていて、無料で診察が受けられる。
これは、収入制限があるので、我が家のような収入の少ない家庭はそれを受け取る資格がある。
この保険のことも我が家に資格があるとは知らなかったので、昨年入ったばかり。

我が家からの距離や、クリニックのいろんな面を考慮して決めたクリニックへ電話をしてみた。
「最近、この辺りに越してきたのですが、娘の検診の予約をとりたいんですけど」
「保険はどこのですか?」
「州の保険ですけど」
「予算の関係でその保険はもう受け付けないことにしています。受け付けてくれるクリニックは、州の保険カードの番号にかければ教えてくれるでしょう。」

と言われた。
えー!ありえない!保険があるのに断られるってどういうことだ?!

とてもショックで、でも、州の番号に電話してみる。
「これに関するお問い合わせは、1番を・・・。」
と、散々、何度もボタンをおして、やっとこお目当てのDepartmentへつながる。
すると、録音されたメッセージで、
「ただいまの待ち時間は、30分です。このサイトへ行けば、探している情報は見られます。」

すぐ、電話を切る。30分も待ったら私のプリペイド電話、全部終わっちゃうよー!
早速そのサイトへ行ってみるけど、そんなサイトありゃしない。
もう一回かけなおして、アドレス確認してみるけど、見つからない。

なんだこりゃ。

不景気の予算カットで州のApple Healthも3月で終わりらしいと、夫が調べて教えてくれた。
まだ日があるからいいんじゃないかと思ったのに、今診察して、その後、州からお金をもらえるかわからないから、もう受け付けないんだろうだって。

あーあ、小さな街は良かったなぁ。なんて思ってしまった。
ドクターもとってもナイスだったし、クリニックも選ぶの簡単だったし(チョイスがないとも言う)。
ありがたくも健康な娘は、結局このApple Health、一度も使わなかったけど、友人宅は問題なく使ってたって言うし。

で、結局、保険会社の保険に入ったんだけど、2月からなので未だ行けず。
日本のシステムをしっているのでアメリカでお医者にかかるって面倒くさい。
でも、お医者さんは、こっちのほうがいいかな。時間とって診てくれるしね。

何よりも健康で過ごせるといいなぁ。

No comments: