Sunday, January 11, 2015

~A little bit of kindness~ 其の弐

それからも週に何度もPlaydateを重ね、お互いの家を行ったり来たりしていた。

そしてある日、Eちゃんのお父さんからEちゃんのお母さんの仕事の時間が変わるので週に1、2回娘の二人を朝から学校終わるまで見てほしいと言われる。もちろんお金を払うという。

こんな形でお金をもらっていいのかと思い、夫に相談してから返事するという。
夫に言うとその前から二人のことはたまにみたりしていたので、私がいいならいいんじゃない、というのでOKした。

でも、お休みが合わない日だけということだったので来ない週もあったりだけど、Playdateは相変わらず頻繁に行っていた。


と、ある日娘が言った。

「Eちゃん、どうしていつもTime outされるんだと思う?」

どうやら、彼女のうちに遊びに行っている時に、お母さんに何回かTime outをされるらしい。
Time outとは、ちょっと悪いことしたときなんかに反省として時間を決めて一ヶ所に座らせたり立たせたりすること。

そして、娘が言う、

「みぃの父ちゃんと母ちゃんがみぃに怒る父ちゃんと母ちゃんじゃなくて良かった」

「怒りはしないけど、ちゃんと叱っとるよね、よくないことしたときなんかはさ?」

「う~ん、でもさ、『ダメだよ』っていうだけで怒鳴ったりしないでしょ?」

何だか、友達の家に行くようになってお互いの家の違いを感じ始めているよう。

実は私自身もいくつか今まで気づかなかった娘の良い部分を知り感心していた。

実際のところ、もうここ一年以上かな、娘を叱ることはなかったように思う。
ま、もともと叱るということはあまりなくて、何かあってもタイムアウトをして話をすれば娘は納得してくれた。

そんなで我が家とEちゃん家の違いを感じ始めた娘が

「なんでEちゃんは、嘘つくんだと思う?なんでEちゃんはみぃにあんなことするんだと思う?」

こんな質問を何度もするようになった。

今思えば、これが「サイン」だったんだと思う。



ーつづくー


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