Monday, June 27, 2011

富山の薬売り

私が子供の頃、日本の実家で薬と言えば富山の置き薬だった。
いまどき、置き薬を知っている人は、いるのだろうか。

これは、実際に富山の会社なのだけど、薬を売りにと言うか、置きに来る。
売人のおじさんとどんな薬を多めにとか話をしながら、風邪薬から胃薬、目薬、トローチ、シップ、絆創膏までありとあらゆる薬を専用の箱に詰めていってくれる。お金は払わない。
何をいくつ置いていったのかは、リストにチェックがしてある。
そして、次回来た時に、使ったもののお金を払うと言うことになっている。

この薬がまたよく効く。
そんなわけで私は薬局に売られている正露丸など、よく知られている薬は中学生くらいまで知らなかった。
この売人のおじさん、何ヶ月に一回とか決まってこない。昔は来ていたのかもしれないけど、いつからか来る回数が減って、一年に1,2回しか来なくなり、今ではもう何年も放ったらかしである。
会社も、もうつぶれたのかもしれない。
確かに、その後、置き薬でしか見たことのなかった薬を薬局で見かけたことがある。
置き薬なんて流行らないのだろうか。

でも、でも、私はこの置き薬が好きだった。
今では、コンビニなど24時間開いていて、いつでも何でも買えるけど、近くのスーパーだって7時に閉まってしまう当時は、夜になって出る熱や嘔吐など、置き薬が大活躍だった。

そして今、アメリカの我が家でも私が勝手に置き薬をしている。
ドラッグストアでクーポンを使って薬が無料で手に入るときは、なるべくもらうようにしている。
薬と言うのは、突然必要になり、1回使ってもう使わないなんてこともよくある。
この置き薬のおかげで娘や夫の体調が崩れたときなどは、とても助かった。
そして、最近、これはもらったけど使わないかも、と思っていたものを使った。
PMという文字から、睡眠薬だと思っていたのだけど、よくみたらIbuprofen(痛み止め)だった。
先日、Fishingへ行く途中でLeavenworthで食べたGerman Meatloafがおいしかったのでいつもと違う方法でMeatloafを作ってみた。
ステンレスのフライパンごとオーブンへ入れたのだけど、オーブンから出した後、使い慣れたフライパンがポンと置いてあるのを何気に、掴んでしまった。素手で・・・。
そして、もちろん火傷。
冷やしても、冷やしても、痛くてこれは、寝れないとこの薬を飲むことにした。
アメリカの薬は、きついので始めは指定量の1/4を飲んだけど、痛みは取れない。
では、もう少し、と少しずつ増やし、結局、指定量を飲んだのだけど、痛みは取れず、かといって薬によっての睡魔も来ず、氷を片手に普通に眠りに落ちた。
火傷の痛みにもIbuprofenはいいとネットで読んだのに、効かず。
普段は、薬をほとんど飲まない私なので、効果は大のはずと思ったけど、おかしいなぁ。
でもま、翌日は痛みもなく火傷も思ったほどひどくなかったみたい。

今回の薬、たまたま私に効かなかっただけかもしれないけど、このためにお金を払っっていたら無駄遣いだぁって悲しむことになったかもね。
今回は効かなかったけど、置き薬があってよかった。

1 comment:

元留学カウンセラー said...

themirrors さん

はじめまして。ブログ村のランキングから来ました。
私も「元留学カウンセラー」という名前で留学ブログやツイッターをやっています!

その活動の中で、
色んな人が有益な情報を発信しているのに、読者たちは希望するブログにたどり着くことが難しい・・・ということ知り、留学ブログを検索できる「アブログ」というサイトを作りました。

個人で運営しているサイトなので、至らない部分があるのですが、たくさんの留学情報を集約できれば、たくさんの人のためになる!と信じて活動しています。

ぜひ themirrors さんにもご登録いただけたらと思いコメントさせていただきました。

「あなたの留学ブログやツイッターを、もっとたくさんの人に!」

がテーマです!

よろしくお願いいたします。


元留学カウンセラー

アブログ: http://ablogg.jp
ツイッター: http://twitter.com/#!/kaigairyugaku
個人ブログ: http://www.kgrgk.com